コンクールFの効果&使い方とは?歯科認定の口腔ケアシリーズの種類を解説
歯科医の認めるマウスウォッシュ「コンクールF」をご存知ですか?コンクールFは、口臭や歯周病、虫歯などのトラブルを予防するだけでなく、お口の中を清潔に保つ効果もあります。しかも、コンクールFには、さまざまな種類があって、ニーズに合わせて選べるんです。今回は、コンクールFの効果と使い方、そしてコンクールシリーズの種類について解説します。
2023年07月12日更新
記事の目次
[1] 歯科医の認めるマウスウォッシュ「コンクールF」とは?
コンクールFは、歯科医院で購入できる医薬部外品の洗口液です。
医療分野においてさまざまな製品を提案している、ウエルテック株式会社から発売されました。
コンクールFには殺菌成分が含まれており、虫歯や歯周病、口臭の原因となる細菌の繁殖を効果的に抑制します。
口臭や歯周病を予防できるアイテムを探している方はもちろん、刺激が少なくてやさしい使用感が好みの方からも人気です。
SNSでも話題のコンクールFは、なぜこんなにも人気なのでしょうか。
ここで、人気の秘密を解説します。コンクールFのメリットを知りたい方はぜひ参考にしてください。
ダブルの有効成分で殺菌&コーティング
コンクールFは、グルコン酸クロルヘキシジンとグリチルリチン酸モノアンモニウムというダブルの有効成分を配合したマウスウォッシュ。
口内のバクテリアを殺菌しながら、歯肉炎などの炎症を抑えられる効果があります。
グルコン酸クロルヘキシジンは、歯科医院でも使用されているほど強力な殺菌作用を持つ成分です。
さらに歯の表面や粘膜をコーティングし、細菌が付くのを予防する効果も発揮します。
グリチルリチン酸モノアンモニウムは、抗炎症作用を持つ成分です。歯茎の腫れや出血を防ぎます。
これらの成分が相乗効果を発揮して、口内を清潔に保ちながら健康にするのです。
さらに、殺菌効果は最大12時間持続。
口臭や歯周病、虫歯を効果的に予防したい方にぴったりです。
マイルドな使い心地
コンクールFは、メンソールと緑茶抽出成分が配合されており、マイルドミント味で爽快感のあるすすぎ心地が特徴です。
メンソールは、清涼感を与える成分で、口臭や口内の不快感を和らげます。
緑茶抽出成分は、苦みや渋みを抑えるので、これらの成分が相乗効果を発揮し、マイルドなミント味に。
やさしいのに爽快感のあるすすぎ心地を実現しています。
水で薄めて使う濃縮タイプなので、自分の好みに合わせて濃さを調整できるのもポイント。
刺激も少なくてやさしい使用感で、口内を清潔にしましょう。
コスパが高い濃縮タイプ
コンクールFは、水で希釈して使う濃縮タイプのマウスウォッシュです。
1本で約360回~700回使うことができるので、コスパが高いのが特徴です。
コンクールFは、100mLのボトルに入っていますが、1回の使用量は5~10滴と少なくて済みます。
1本の使用回数の目安は約360回~700回。
お口だけでなく、お財布にもやさしいマウスウォッシュといえますね。
知覚過敏でも使える
たくさんの口コミを見た結果、コンクールFは知覚過敏の人でも使えることがわかりました。ピリピリするような刺激がほとんどなく、辛みもないことから、知覚過敏の人もコンクールFをおすすめしています。
刺激が強いマウスウォッシュが苦手という人でも使いやすいという口コミも見られました。
[2] お口の健康を保つ、コンクールFの3つの効果
コンクールFの成分や特徴はわかったものの、どのようにお口で働くのか、気になっていませんか?
ハイクオリティな成分がギュッと詰まっているコンクールFは、これひとつで以下の効果を発揮します。
1.口臭の予防
2.歯肉炎・歯槽膿漏の予防
3.虫歯の予防
この3つの効果について、ここで詳しく見ていきましょう。
1.口臭の予防
コンクールFは、口臭の予防に効果を発揮します。
そもそも口臭の原因のほとんどは、口内に存在する細菌です。
細菌は、食べ物や唾液などの有機物を分解して、悪臭を発する物質を生成します。
イヤなニオイの予防に効果を発揮するのが、コンクールFに配合されている有効成分のグルコン酸クロルヘキシジンです。
グルコン酸クロルヘキシジンが強力な殺菌作用を発揮し、口臭を生み出す菌を退治します。
さらに口内の菌の繁殖を最大12時間も抑制することで、口臭を予防します。
2.歯肉炎・歯槽膿漏の予防
コンクールFは、歯肉炎・歯槽膿漏の予防にも効果的です。
歯肉炎や歯槽膿漏とは、歯茎や歯の周りの組織が細菌に感染して炎症を起こす病気です。
歯茎が赤く腫れたり出血したりし、悪化すると歯がグラグラして最悪の場合、抜けてしまうこともあります。
コンクールFは、グルコン酸クロルヘキシジンという殺菌成分が最近の働きを抑制。
さらにグリチルリチン酸モノアンモニウムという成分が、歯茎の腫れや出血を防ぎます。
3.虫歯の予防
コンクールFは虫歯の予防効果もあるマウスウォッシュです。
虫歯は、口内の細菌が糖分を分解して酸を作り、歯の表面を溶かすことで発生します。
歯が黒くなったり、穴が開いたりし、進行すると痛みに悩まされることも。
コンクールFの有効成分、グルコン酸クロルヘキシジンは、虫歯の原因となる菌も殺菌します。
口内の細菌の繁殖も抑制するため、酸の生成も予防できます。
[3] いつ使うと効果的?コンクールFの正しい使い方
コンクールFは以下のような悩みがあるときにぴったりなマウスウォッシュです。
・口臭が気になる
・虫歯を増やしたくない
・歯茎のトラブルに悩みたくない
毎日使っても問題ありません。
正しい使い方を守り、デイリーケアに取り入れましょう。
▼コンクールFの正しい使い方
1.コップに水を約20ml入れる
2.コンクールFを5~10滴垂らす
3.口に含んで数回すすぎ、吐き出す
※この後、水で口をゆすがないでください
1日の使用回数は2~3回程度が目安です。
朝晩の歯磨き後に使うと、1日中、口内を清潔に保ちやすくなります。
コンクールFは希釈して使うマウスウォッシュなので、好みで濃さを調整できますが、原液のままの使用は控えましょう。
濃度が高すぎると刺激が強く、歯茎や粘膜が荒れてしまう可能性があります。
就寝前もおすすめ
睡眠中の細菌の繁殖を防ぐには、就寝前のコンクールFの使用もおすすめです。
睡眠中は自浄作用を持つ唾液の分泌が減り、口内の細菌が増えやすくなります。
コンクールFを寝る前に使い、口内を清潔に保つと、朝起きたときの口臭やネバネバ感を軽減できます。
「翌朝も爽やかなお口でスタートしたい」という方は、寝る前にコンクールFでうがいをする習慣を取り入れてはいかがでしょうか。
[4] コンクールFのよくある質問
コンクールFを使ってみたいと思っているものの、「本当に安全なのかな」「副作用はあるの?」などの不安や疑問もあるかもしれません。
そこで、ここではコンクールFに関するよくある質問と、それに対する答えを解説します。
コンクールFに副作用はありますか?
コンクールFは、正しく使えば安全性は高いマウスウォッシュです。
ただし、副作用はゼロではありません。
アレルギー反応などの副作用を感じた場合は、使用を中止して歯科医師に相談してください。
また、コンクールFに配合されているグルコン酸クロルヘキシジンは、歯や舌の着色を招く場合があります。
特に飲食の影響を受けやすいため、歯に色が付きやすい方は就寝前など、飲食をしないタイミングで使用しましょう。
ただし、着色は歯や舌の表面だけです。
定期的な清掃で除去できるので、3~4ヶ月に1回は歯科のメンテナンスを受けることをおすすめします。
コンクールFで1日何回うがいしたらいい?
コンクールFの使用回数や頻度については、特に定められていません。
目安は1日に2~3回です。
口のネバつきや口臭が気になるシチュエーションなど、自分のタイミングで使用するとよいでしょう。
初めて使用する際は、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けるのもおすすめです。
推奨されている使い方を守り、正しく活用しましょう。
コンクールFの使用期限はどのくらい?
コンクールFの使用期限は、未開封で3年です。
開封後は半年以内の使用が推奨されています。
使用期限が過ぎた場合は、効果が低下したり、品質が変化したりする可能性があるので、使用を控えてください。
[4] コンクールFと併用できる「ジェルコートF」
コンクールFをより効果的に使うには、同じ会社から発売されている「ジェルコートF」の併用がおすすめです。
コンクール ジェルコートFは、フッ素コート歯みがきジェルというアイテムです。
フッ素は、歯の表面に付着して歯質を強化し、ムシ歯の予防に効果を発揮します。
コンクール ジェルコートFには、フッ素のほかにも、殺菌作用の高い塩酸クロルヘキシジンという成分を配合。
ムシ歯菌や歯周病菌を殺したり増殖を抑えたりします。
さらに歯茎の炎症を抑制する、β-グリチルレチン酸という成分も配合しているので、多方面から口内環境を整えられるのが魅力的。
発泡剤や研磨剤が無配合で歯や粘膜にやさしく、電動歯ブラシとも併用できます。
ジェルコートFで歯磨きをした後、コンクールFでうがいをするという方法を、ぜひ試してみてくださいね。
インプラントを入れているなら「ジェルコートIP」
インプラントを入れている方は、ジェルコートFではなく「ジェルコートIP」を使いましょう。
ジェルコートIPとは、インプラントの腐食リスクを減らすために開発された、フッ化物無配合の歯磨きジェルです。
インプラントはチタンという金属でできています。
チタンは、人体に安全で骨と結合しやすい特徴がありますが、フッ化物と反応して腐食する懸念もある金属です。
腐食すると、インプラントの寿命が短くなったり、インプラント周囲の粘膜の炎症や感染を招く原因となったりします。
そこで開発されたのが、フッ化物を一切含まないジェルコートIPです。
発泡剤と研磨剤も無配合で、インプラントや人工歯にやさしいオーラルケアが可能になりました。
塩酸クロルヘキシジンという殺菌成分が配合されていて、細菌感染のリスクを下げます。
OIM加水分解コンキオリンという歯茎にうれしい成分も配合されました。
インプラントを長く大切にしていきたい方は、ジェルコートIPを使いましょう。
もちろん、コンクールFとの併用もおすすめです。
[5] 歯茎が気になるときは「コンクール リペリオ」
歯茎の調子が気になるときは、前述の歯磨きジェルと、「コンクール リペリオ」という歯磨き剤とを使い分けるのもおすすめです。
コンクール リペリオは、歯肉を活性化し、歯周組織の回復を助ける歯みがき剤。
歯肉の腫れ、出血、歯肉退縮などのトラブルを健やかに導けるよう、OIM加水分解コンキオリンという成分が配合されています。
有効成分として塩化ナトリウムという成分も含まれており、ブラッシング中に歯茎の血行を促して引き締める効果も発揮します。
発泡剤は配合されていないので泡立ちません。
コンクール リペリオは、歯肉を活性化し、歯周組織の回復を助ける歯みがき剤ですが、殺菌成分は含まれていません。
そのため、コンクールFを併用すると、歯周病や虫歯の予防効果が高まるというメリットがあります。
[6] 着色が気になるときは「クリーニングジェル<ソフト>」
歯の着色汚れが気になる方の歯磨き剤は、ウエルテックから発売されている「クリーニングジェル<ソフト>」がおすすめ。
クリーニングジェル<ソフト>は着色汚れを吸着除去する歯みがき剤です。
一般的に、コーヒーや紅茶、ワインなどを原因とする着色汚れを落とすには、歯磨き粉に研磨剤を配合します。
しかし、研磨剤は歯の表面を傷つける懸念もあります。
クリーニングジェル<ソフト>は、研磨剤に頼らず、高機能シリカという成分で汚れを吸着して絡め取る効果が特徴です。
サンゴパウダーの細かい粒子が汚れを清掃し、ピロリン酸ナトリウムという成分が歯面への着色の付着を防ぐ効果も。
さらに、酢酸トコフェロールという成分が歯肉の健康をキープします。
ただしクリーニングジェル<ソフト>には、殺菌成分は含まれていません。
そのため、コンクールFとの併用がおすすめです。
[7] コンクールFとコンクールシリーズでいつも健やかなお口を維持しよう!
コンクールFは、歯周病や虫歯の予防に効果的な洗口液です。
水に数滴垂らしてブクブクうがいするだけで、口腔内の細菌を殺菌し、口臭も防止します。
刺激が少なく、後味スッキリのミント味なので、毎日使いやすいですよ。
コンクールFは、コンクールシリーズのひとつで、同シリーズにはフッ化物入りの歯みがきジェルや、着色汚れをケアできる歯磨き剤もあります。
コンクールFとコンクールシリーズで、いつも健やかなお口を目指しましょう!
[参考サイト]
ウエルテック株式会社公式サイト「製品情報」